地元京都の女子・立命館宇治は4位、男子・洛南は9位…全国高校駅伝「頑張れという声を力に楽しく走れた」
たけびしスタジアム京都(京都市右京区)を発着点に行われた22日の全国高校駅伝で、京都府勢の女子・立命館宇治は4位でゴールし、8年連続の入賞を果たした。男子・洛南は9位にとどまり、5年ぶりに入賞を逃した。 【写真】4位でゴールする立命館宇治の大西選手(京都市右京区で)
立命館宇治は1区の佐藤ゆあ選手(3年)の力走で、トップと4秒差の2位につけた。2区で13位まで順位を落としたが、3、4区で順位を上げて入賞圏内に再浮上。アンカー・大西桃花選手(3年)が区間1位の快走で4位に食い込んだ。
大西選手は「地元の『頑張れ』という声を力に楽しく走れた」と晴れやかな表情。荻野由信総監督は「3、4区がよく盛り返してくれた。理想の駅伝をやってくれた」とねぎらった。
洛南は1区で29位と厳しい展開だったが、4区の三宅悠斗選手(3年)が区間2位の力走を見せるなど6区までで10位に。アンカーの7区・加嶋翼選手(3年)が入賞圏の8位まで追い上げたが、ゴール直前で後続に抜かれ、涙をのんだ。
井上朋哉主将(3年)は「1秒で入賞を逃したが、多くの人が応援してくれていると実感した」と話した。奥村隆太郎監督は「最後まで諦めないレースを続けてくれた」と語った。