ランチを食べず、ストレスも溜めてはいけない!?節制した生活で"焼酎造り"を支えるブレンダーとは 芋焼酎王国・鹿児島で異彩を放つ麦焼酎の逸品「隠し蔵」が30周年
釣りと酒を愛し、歩んできたブレンダー人生
「僕、釣りが趣味で。学生時代から釣った魚を捌いて焼酎を飲むことが好きだったんですね。ある時に就活で困り、飲んでいたところ目の前に置いてあった酒が『浜田酒造』の焼酎で。焼酎造りに携わりたいと電話をかけたことが、この仕事についたきっかけです。現在はストレスがたまらないよう、この焼酎蔵の裏の東シナ海に面する港で釣りをしてから出社しています。大好きな釣りと酒に囲まれて生活していたら、あっという間に20年以上の月日が過ぎていました。今は焼酎を通して5年後、10年後、50年後の見えない未来をどう創っていくか。そんなことを考えながら今日の原酒をブレンドしています」(大園さん) 2022年には累計出荷本数1億本を突破し、1日に1万本ほどの計算で売れているという「隠し蔵」。長年愛され続ける焼酎の裏側には、機械では対応できない繊細な作りや、エキスパートならではの知見と五感を生かした目利き、そして日々のたゆまぬ努力があることを改めてひしひしと実感させられた取材であった。
30周年記念ボトルも登場、期間限定プレゼントキャンペーン実施中
「隠し蔵」発売30周年を祝し、懸賞が当たる「選べる琥珀のときめきキャンペーン」を2025年1月31日まで限定で実施中だ。30周年記念ボトル「BLENDER’S SPECIAL」と「スモークヘッド」のセットや、鹿児島黒牛ロースステーキなど、豪華賞品を抽選でプレゼントしているので、この機会に公式キャンペーンページをチェックしてみてほしい。 【隠し蔵の公式キャンペーンページ】https://www.hamadasyuzou.co.jp/kakushigura_brand/30th/cp/ 文・写真/中村友美 フード&トラベルライター。東京都生まれ。美術大学を卒業後、出版社で編集者・ディレクターを経験後、現在に至る。15歳からカフェ・喫茶店巡りを開始し、食の魅力に取り憑かれて以来、飲食にまつわる人々のストーリーに関心あり。古きよき喫茶店や居酒屋からミシュラン星付きレストランまで幅広く足を運ぶ。趣味は日本全国の商店建築巡り。