今夜はじめ頃から“警報級”となる恐れ…9日富山県内は断続的に雪や雨 富山市で積雪8cm(午前11時)
富山テレビ放送
県内は、冬型の気圧配置となり、雪や雨が断続的に降っています。 今夜はじめ頃から寒気が強まる予想で警報級の大雪となるおそれがあります。 午前11時現在の積雪は、富山市で8センチ、高岡市伏木で10センチ、砺波市で4センチ、氷見市で3センチとなっています。 9日の朝、富山市では車に積った雪を払い、早めに出勤の準備をする住民の姿が見られました。 住民「天気を見て雪がひどかったら早く行くことを意識している」「夜中に状況を見て、早起きした」 この後、10日にかけて、強い冬型の気圧配置が続く見込みで、今夜はじめ頃から平地や山間部で大雪となり寒気が強まった場合、警報級の大雪となる可能性があると見られています。 10日の午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多いところで平地で40センチ、山間部で70センチとなっています。 その後、11日の朝にかけての24時間には、平地で15センチ、山間部で50センチの雪が降ると見られています。 この雪でスリップ事故が増えています。 8日、夕方から9日の朝までに、県内では27件発生していて、このうち2人が 軽いけがをしています。 県内の交通機関は現在、富山地方鉄道が雪の影響で最大10分程度の遅れが出ているほかは、北陸新幹線や県内を走る列車に遅れや運休はなく、ダイヤ通り運行されています。 また富山空港発着の空の便に遅れや欠航は出ていません。 また、能登半島地震の被害で仮設道路となっている小矢部市と石川県境の国道359号線は、大雪による立ち往生を防ぐため、9日、夕方以降、約10キロの区間で通行止めとなる予定です。 気象台は、大雪による交通障害や農業施設への被害、地震で損傷を受けた家屋では 雪の重みによる倒壊にも注意するよう呼びかけています。
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