期待外れ…。Jリーグ、今季の“ガッカリ”外国人選手(2)10分間だけ出場…。王者に居場所がなかったスター
2023シーズンの明治安田生命J1リーグはヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。先日には今季を彩った選手たちがJリーグアウォーズにて表彰されたが、期待されながら思った活躍を披露できなかった選手もいる。今回は、残念ながら活躍できなかった外国籍の選手を紹介する。
MF:フアン・マタ(元スペイン代表) 生年月日:1988年4月28日 所属クラブ:ヴィッセル神戸 2023リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト 今夏にアンドレス・イニエスタというスーパースターを失ったヴィッセル神戸だったが、それと同時に1人のスター選手を迎え入れた。それがMFフアン・マタだ。イニエスタらと共にスペイン代表としてワールドカップ制覇を経験し、クラブレベルではバレンシア、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなどで大活躍。当然ながら日本人にも広く知られた存在である。 ただ、ネームバリューを考えればスタメン級なのは間違いないが、現実は厳しい。神戸加入から約2週間後に行われたJ1第27節、サンフレッチェ広島戦で途中出場を果たし10分間プレーしたが、以降は出番なし。ワールドクラスの技術を披露する機会には恵まれぬまま日本1年目の幕を閉じた。 マタが加入した時点で神戸は優勝に向けラストスパートをかけている段階で、いわばチームは完成されていた。また、神戸のサッカーは攻守においてハイインテンシティーをベースとしており、35歳と大ベテランの域にいるマタがすぐに溶け込むことが難しかったのは確かだろう。ただ、ここまで出場時間が短かったことに関してのガッカリ感はやはり否めない。
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