ゲーセン閉店 消費増税だけが理由じゃない?
時間課金制など新しい試みも
「今期、店を閉めるのは駐車場があってクルマで来店いただくスタイルのロードサイド店が中心です。最近、若者がクルマで行動しなくなり、来客数の増加が見込めないという判断ですね。たしかに、消費税増税の影響は弊社全体で10億円規模のインパクトはあるでしょうが、ショッピングセンター内の店舗を増やすなどのスクラップ&ビルド、そして、時間課金制のアトラクションやキャラクター体験施設を増やすなど“品揃え”の工夫で、今後もゲームセンターの楽しさを訴求していきたいと考えています」(小野氏) 若者のクルマ離れがゲーセン閉店の理由とはちょっと意外。いずれにしても、消費税増税で、ゲームセンターでの楽しみは、コインを投入して遊ぶマシンから、各ゲームセンターなどが工夫を凝らした、よりバラエティに富んだアトラクションへ広がっていく可能性があるといえそうです。 (寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)