富士山が130年の観測史上最も遅い初冠雪 平年より36日遅れ
甲府地方気象台は7日、富士山が初冠雪したと発表した。明治27(1894)年の観測開始から130年で最も遅く、平年より36日、昨年より33日遅い。夏の暑さに加え、9、10月の気温が高かったことが要因だという。 同気象台によると、初冠雪の平均は10月2日で、昨年は10月5日。これまで最も遅かったのは昭和30年と平成28年に観測した10月26日だった。 6日朝には静岡県側や麓の山梨県富士吉田市から山頂付近での積雪が確認できたが、山頂から約40キロ離れた甲府地方気象台からは曇で遮られ、確認が遅れていた。