【競輪】松浦悠士が地元記念4回目の優勝
「ひろしまピースカップ・G3」(15日、玉野) 松浦悠士(34)=広島・98期・SS=が、赤板過ぎから先行態勢に入った太田海也(岡山)マークから最終3角で番手まくりを放ち1着でゴール。9月の岐阜以来、通算では22回目、地元記念は4回目の優勝を果たした。2着に山田庸平(佐賀)、3着に池田良(広島)が入った。 苦しんだ1年間だった松浦が4回目の地元記念制覇を果たした。 レースは新山響平(青森)先頭の北日本勢が正攻法。中国ラインは6番手からとなったが、太田がうまく駆けて先行態勢に。「バックで止まった感じがあったし、池田さんもいるので踏ませてもらった」と最終3角から前に踏み込んでVをつかんだ。 今年は落車の影響もあり、グランプリ出場はかなわなかったが「競輪祭前のことは忘れました」と笑いながら「ようやく自分らしい走りができるようになってきた」と巻き返しを期す来年へ向けて確実に手応えを得た。 来年の目標は「タイトルを取る。まずは全日本選抜(2025年2月21~24日・豊橋)」と目標は明確。来年末にはホームバンクの広島が再開予定。「楽しみだし、地元選手として盛り上げていきたい」と広島支部の絶対的な存在として、来年は今年のうっぷんを晴らす走りを見せてくれそうだ。