ドジャースが壮絶な乱打戦 5回終わって8-10の2点差で後半へ 大谷翔平は1安打1打点 最大7点差がじわり
「ドジャース-パドレス」(21日、高尺スカイドーム) ドジャースの大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、2点差に迫った五回の第4打席で右飛に倒れたが、鋭い打球を放った。 【写真】騒動後も揃って観戦 大谷美貌妻・真美子さんと大谷母 まるで本当の母娘 直前にベッツが左翼へ2点差に迫る2ランを放ち、笑顔でハイタッチをかわした大谷。球場が興奮状態となる中で迎えた第4打席、カウント1-1から外角のバックドアはボールゾーンかと思われたが動じず。右中間へきれいにはじき返したが、惜しくもタティスのグラブに収まった。 この日は初回の第1打席で痛烈な右前打を放ち、反撃ののろしとなるホームを踏んだ。二回の第2打席で右翼への犠飛を放ち、2試合連続打点をマーク。外角の変化球に泳がされながらも、右翼へ特大の飛球を放ち、悠々と三塁走者のラックスを迎え入れた。 打球が上がった瞬間、球場内は大きくどよめく一打。三回2死二塁の第3打席はヘルメットがズレるほどの強烈なフルスイングで球場のボルテージを最高潮に高めた。最後は打ち損じての投ゴロに倒れたが、明らかに状態は上がってきている。 この日は水原通訳がドジャースから解雇され、ベンチでは1人でいる時間が多くなった。周辺で騒動が起こりながらも、しっかりとゲームに集中して入った大谷。山本由伸が初回5失点KOを喫するなど五回までに2桁10失点を投手陣が喫した。それでも大谷を軸とした打線の活躍で最大7点差が2点差に縮まり、ゲームは後半に入った。 七回には大谷と松井裕樹の初対決が実現。大谷が初球、低めのストレートを捉えたかに思われたが、打球は右中間フェンス手前で三度、失速。マウンドの松井は安どの表情を浮かべるほどの打球だった。スミスに適時打を浴びてゲームは9-12でラスト2イニング。壮絶な乱打戦の行方は混沌としてきた。