「犯罪都市 NO WAY OUT」マ・ドンソク&青木崇高「今では本当の弟のような存在」日本公開記念インタビュー
――『犯罪都市』シリーズは、先ほどおっしゃっていたように、全て大ヒットを記録しています。察するに、プレッシャーは相当なものだと思います。 マ・ドンソク「エンターテインメントを生み出すというのは、深い考えと多くの悩みをともなうものなので、大変な作業です。毎回、前作を超えることがマストであるし、常に新しいもの、楽しんでもらえるものを作りたいと努力しています。『犯罪都市 NO WAY OUT』では、リキ以外にも良いキャラがたくさん登場しています。イ・ジュニョクはイケメンでメロドラマの常連で、良い人役が多かったんですが、本作で20キロも増量して悪徳刑事を演じてくれました。國村隼さんにはダメ元でオファーをしたのですが、快く引き受けてくださいました。短いシーンで、しかも力を抜いたトーンで話しているのに観客に与える恐怖感は抜群で、カリスマ性もあり、完成したシーンを見てスタッフ間で歓声を上げたほどです」 ――そんなマ・ドンソクさんは「マ・ドンソク」と「ラブリー」を合わせて、ファンから〝マブリー〟と呼ばれ親しまれています。青木さんは実際に共演されて〝マブリー〟な一面が見られましたか? 青木崇高「韓国でCMを見かけましたし、お兄さんの広告もたくさん見かけました。しかもそのポーズがかわいらしくて(笑)(マ・ドンソクが指ハートをしてみせる)あ、それですそれです!(笑)、そのポーズが何とも似合う人なんですよね。男らしい強さと同時に、絶妙なユーモラスのバランスを持った人、そこが魅力的であり人柄なんだなと。韓国のみならず日本やアジアのファンに、〝マブリー〟が浸透していることに納得しました」 ――マ・ドンソクさんと青木崇高さんの再共演、期待したいです。 マ・ドンソク「私は良い人たちが集まれば、必ず良質なコンテンツができると信じているのですが、崇高とは本当にいいコミュニケーションが取れました。映画はチームワークが何より大切なので、崇高と仕事ができて本当に良かったです。またぜひ私から作品に関する提案がしたいと思っています」 青木崇高「僕にとっても、本当に大切なお兄さんです」 マ・ドンソク「(日本語で)ありがとうございます(笑)」 ◆マ・ドンソク(ま・どんそく)1971年3月1日生まれ。2004年に映画「風の伝説」でデビュー。さまざまな作品で凶悪犯や反社会的勢力の役を演じ、顔が知られるように。2016年に映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」では身重の妻を守るため、ゾンビに立ち向かうユン・サンファ役を好演、知名度が一気に広まった。以降、メインキャストとバイプレーヤー問わず作品で光る演技を見せ〝チケットパワーを持つ俳優〟として人気を集めている。 ◆青木崇高(あおき・むねたか)1980年3月14日生まれ。2007年にNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」に出演し、メジャーシーンへ。主な出演作品に「龍馬伝」「平清盛」「西郷どん」「鎌倉殿の13人」、映画「るろうに剣心」シリーズ、「ゴジラ-1.0」など。今後、huluオリジナル「十角館の殺人」、映画「ミッシング」の公開を控えている。2017年からはバラエティー番組にレギュラー出演するなど、活躍の場を広げている。 『犯罪都市 NO WAY OUT』 2月23日(金)より、新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国公開 (よろず~ニュース・椎 美雪)
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