マー君 「めちゃ悔しかった」24年シーズン 新天地巨人で「やり返したい気持ちある」
楽天を自由契約となり、巨人に移籍した田中将大投手(36)が25日、都内のホテルで入団会見を行った。 【写真あり】憧れ背番号ユニホームを着てポーズをとる田中将大 【田中将に聞く】 ――巨人への入団が決まった心境は? 「とてもうれしい。それが率直な気持ち」 ――巨人でプレーする決断を下した。 「自分としては、やりがいを感じたいというところで自由契約となっていたけど、そんな中で、お声掛けを頂いてうれしかった。一番熱くお声掛けしていただけたので、迷うことはなかった」 ――巨人、セ・リーグの印象は? 「ジャイアンツはプロ野球史の先頭で、ずっと引っ張っているチーム。セ・リーグの野球は初めてで、これから知っていかないといけない。メジャー時代を含め、DHがないリーグに身を置くのは初めて。その辺も新たな挑戦になると思う」 ――阿部監督の印象は? 「対戦したこともありますし、捕手の方なので、やはり見ている景色というか、考えられていることが、周りよりもたけているんだろうな、というふうに勝手に思っております」 ――阿部監督は貯金を期待している。 「自分としても投げる試合は全て勝つ気持ちでやっていますし、10年以上も前の話ですけど、全て勝ったこともある(楽天時代の13年に無傷の24勝)。年齢を重ねて、その時に比べれば衰えている部分はあるけど、長くやってきた経験だったり、引き出しはあると思う。一つでも勝利に結びつく投球ができれば」 ――現在の体の状態は? 「あれ(楽天退団)からちょうど1カ月ぐらいたちますけど、コンディションはその時よりもいいというふうに感じています。環境も変わってくる。コーチだったり、若い選手から学ぶこともたくさんあるので、僕もいろいろなことを吸収して、また変化していけたら」 ――来季に向けた思いは? 「2024年シーズン、これほど野球で何もできなかったシーズンというのは初めてで、やっぱり、めちゃめちゃ悔しかった。2025年、やり返したい気持ちはあります」 ――古巣である楽天、東北のファンへ。 「イーグルスで11年プレーをして、たくさんのファンの方々に支えていただきました。こういう形でチームを去ることになったけど、感謝の気持ちはこれからも変わりません。大きく育てていただいたので、イーグルスの田中将大ではなくなりましたけども、これからも田中将大のことを変わらず応援していただきたいと思います。プレーする姿を、東北の皆さん、イーグルスファンの皆さんに届けられるように、頑張らないといけない」