「チーム内に緊張感が生じ…」 2025年のRBをF1専門メディアが展望! 今季奮闘した角田裕毅の“去就”が躍進の鍵を握る!?
今季のF2で4勝を挙げてランキング2位の好成績を挙げた弱冠20歳のフランス人ドライバーとチーム内争いを展開することになる角田について、「リカルドやローソンよりも明らかに速さを見せたにもかかわらず、再びレッドブル昇格の機会を逃したことに、彼は納得できないだろう。(中略)来季、角田にできることはただひとつ、ハジャーに圧倒的な差をつけるとともに、ローソンにも挑戦の意思を示すことで、レッドブルがこの日本人に注目せざるを得ない状況を作ることだ」と、同メディアは彼の課題を挙げた。 もっとも、すでに角田が昇格の可能性に対して疑心暗鬼に陥っている可能性も示唆し、またレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が角田のグループからの離脱の可能性も匂わせる発言を行なったことも紹介。「角田にとっては5年目と、すでにかなりの経験を積んでおり、それが次世代の若手ドライバーのシート獲得を実質的に妨げる状況になっている」として、彼がその去就において、不安定な状況でシーズンを送ることになるとの見解を示す。 そして、「RB(来季はレーシングブルズが正式名称)が6、7位に浮上するためには、(今季実現できなかった)安定した入賞と時折のビッグポイントが必要である。そしてさらに重要なのは、角田の将来をどうするか。両者の利益のために最終的な結論を出すことだ」と、記事を締めている。 コース上ではチームメイトとなるハジャーが、角田の長年の弱点にも挙げられているコクピット内での感情のコントロールを課題としていることからも、RBにとっては新たな悩みが増える危険性があるとも同メディアは指摘しているが、魅力も感じさせるラインナップで、いかなるパフォーマンスが発揮され、対決模様が生まれるのか。2か月半後には幕を開けることになる新たな戦いへの興味は膨らむ一方だ。 構成●THE DIGEST編集部
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