明石家さんま「努力報われると思うな」発言の深さ 江頭2:50や山田孝之など著名人たちの神回答
■イメージを損なうことは怖くない ・「AVの帝王」の気遣いに対する山田孝之の「神回答」 「日本のアダルトビデオ業界」という特殊なテーマが、世界的な関心を呼び寄せることになった。ネットフリックスの日本オリジナル連続ドラマシリーズ「全裸監督」のことだ。 もっとも本作が世界的ヒット作となったのは、モデルとなった「AVの帝王」村西とおるの圧倒的な存在感が大きな要因だろう。村西は前科7犯、借金50億円、そして、アメリカ司法当局から懲役370年を求刑されているという。メチャクチャである。
そんな個性的すぎる人物を演じるとなると、不安になるのが当然だろう。これまでのイメージを損なってしまうかもしれないからだ。 本作の主演を務めた俳優の山田孝之に対して、村西が心配になって「こんな役柄を演じたら仕事が来なくなるんじゃないの?」と尋ねたところ、返ってきたのが、次の言葉だという。 「僕は役者でCMタレントじゃない。これで仕事が来なくなっても一向に構いません」*5 覚悟を持って新境地に挑んだことが、ひしひしと伝わってくる。村西は「なんて立派な心構えだろうと感服しました」と感動を伝えている。
これまでのイメージにはない役を演じることで開かれる扉もあるのだろう。歌舞伎俳優の十代目坂東三津五郎も、さまざまな役を引き受けて観客を驚かせている。 その理由について「一役者として、ほとんど使われていない細胞もあるはずなんです。それを刺激するような作品に巡り会いたい」*6と語っている。 【神回答ポイント】 イメージ通りの仕事ばかりでは、どんなビジネスでも生き残っていくことは難しい。リスクを恐れずに新境地を開拓することで、新しいステージに上がっていくことができる。
■さまざまな効果を持つ「神回答」を取り入れよう この記事では、「心が奮い立つ神回答」をご紹介したが、『「神回答」大全 人生のピンチを乗り切る著名人の最強アンサー100』では、そのほかにも「心がスッと楽になる」「人間関係を円滑にする」「相手に寄り添う」「視野が広がる」「雰囲気を解きほぐす」「切り返しで相手を圧倒する」「相手のイメージを膨らませる」といった効果別に分類して『神回答』を取り上げた。 考え方1つで日々の過ごし方は、まるで違ったものになる。本書を活用して、発想の転換を促す言葉の数々に、ぜひ触れてみてほしい。