国民民主・榛葉幹事長、玉木代表の公開謝罪を「アリバイ作り」とする声に反論「隠れるんだったらやらない」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)が15日、国会内での定例会見で、玉木雄一郎代表(55)が11日に東京・有楽町駅前での街頭演説会で行った不倫騒動に対する謝罪を「アリバイ作り」と指摘する声に反論した。 【写真】女性候補者と笑顔でポーズをとる玉木雄一郎代表 玉木氏は、一部週刊誌のネット配信記事で元グラドル女性との不倫関係にあることが報じられた11日、榛葉氏とともに、予定されていた街頭演説会に登場。週刊誌報道がおおむね事実だとして騒動を謝罪した。「きょうは恥をしのんでここに来ました。見えにくいんですけど、あえて下から、地べたからやらせてください。皆さんを見下ろすような中で演説をしたり、思いを伝える中で、何か自分の中で慢心や勘違いが起こった」として、台などに乗らずにマイクを握り、集まった聴衆へ頭を下げた。 15日の榛葉幹事長の会見では、記者から「(演説の聴衆の)後ろの人たちに顔を見せないようにするためなのか。顔を見せて、ちゃんと謝罪をすべき。アリバイ作りのような謝罪をされてもしようがない。なぜ、その時に演説されなかったのか。新人議員の握手会みたいなところで終わって、お茶を濁された感じがする」と、玉木氏の“公開謝罪”に異を唱える質問が出た。 榛葉氏は「やはりああいうことが起こって、決して玉木は皆さんに見えないように地べたに降りたのではなくて、台の上に乗って上から見下ろすように話をできる状況だったのではない。皆さんと同じ目線…確かに人がたくさんいらっしゃいました。後ろの方からは見えづらかったかもしれませんが、そもそも隠れるんだったらやりませんよ」と、隠れようとした意図を否定した。 続けて「隠れないために出てきて、自分が謙虚に、皆さんと同じ地べたに足をつけて訴えると。そしてどんな立派な政策を言っても、あの日はまずお詫びから謝罪をして、その後からスタートするという玉木自身の決意です」と、玉木氏の胸中を代弁した。 榛葉氏は「玉木の前に若手の政治家が政策を訴えても、まず大将が謝罪をし、ゼロからスタートするところからしか始まりませんから。それでそういう対応になりました」と説明した。 今後は、従来の会見や街頭演説を行っていくとして「安心してください。しっかりやりますから」と約束していた。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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