愛子さまのそばでいつもニコニコの天皇陛下 「注意されても嬉しい」笑顔に見える絆
天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまは、10月11日に佐賀県を訪問し、初の単独地方公務に臨み、30日には秋の園遊会、11月5日には文化勲章の受章者を招いた皇居での「茶会」に初めて出席された。4月に社会人となり、お出ましや公務が増える愛子さまだが、そばで見守る天皇陛下はいつもにこやかな笑顔だ。そこには、娘の成長を喜ぶ父の顔があった。 【写真】愛子さまにほほをピシャピシャされてニコニコの天皇陛下! * * * 10月20日に「秋季雅楽演奏会」を鑑賞した天皇陛下と愛子さま。お二人での鑑賞は2回目だったが、天皇陛下はずっと笑顔だった。 皇居にある宮内庁楽部に到着されると、正面、左、右に笑顔で会釈をされ、天皇陛下は愛子さまの方に視線を少しだけ向け、「さぁ、座りましょう」という合図のように左手をほんの少し動かされた。天皇陛下は柔和な優しい表情を愛子さまに向けられた。 演奏会の途中、愛子さまが天皇陛下に向かって熱心に話しかける姿があった。天皇陛下も愛子さまに顔を向け、何度も何度もうなずかれていた。愛子さまとご一緒されるときの天皇陛下の笑顔はいつも輝いている。 そんな愛子さまに向ける天皇陛下の笑顔は「天皇陛下が子育てに参加されてきた証」と、愛子さまが生まれた2001年から皇室番組の放送作家として活躍するつげのり子氏はいう。 特に愛子さまが幼い頃は、娘が可愛くて仕方ないというパパの顔の笑顔があふれていた。何度も愛子さまの特集番組を手掛けてきたつげさんが、愛子さまに向けた天皇陛下の“ベストスマイル”のひとつは、02年8月、愛子さまがまだ8カ月のとき。 ■頬をピシャピシャに笑顔 栃木県の那須御用邸で静養中、沼ッ原湿原を皇太子ご夫妻(当時)と愛子さまは訪れた。愛子さまは、天皇陛下の背負うベビーキャリーの中で、ごきげんのニコニコ笑顔。それ以上の笑顔だったのが天皇陛下だった。 「散策中はベビーキャリーに愛子さまをのせているので、陛下からはその表情は見えないのですが、はしゃぐ愛子さまの様子が伝わったのでしょう。その重みも愛おしいと思われたのかもしれません」 愛子さまが小さな足をバタバタさせる動きや重み、背中に伝わる温もり……愛子さまの全てが愛おしいという天皇陛下の笑顔には、私たちの心も和む。