バスから自転車は見えていない! サイクルスクールでバスの死角体験
さらに左からすり抜けると乗降者とのトラブルにもなる
バスの左からすり抜けると、降車する乗客との事故が発生する可能性がある。ここでは西東京バスのスタッフが再現デモを行った。 バスの左側をすり抜けることもNGだ。バスから乗客が下りてくるからだ。 「ドライバーも降車時に注意はしていますが、ほかのお客様への対応などがありすべてを見ていことができません」という。このほか、警察官からも説明があり、「バスの影から、バスを降りた人が車道を横断してきたり、逆にバスに乗るために無理な横断をしてくる歩行者もいるので注意が必要になります」とバスまわりに潜むリスクについても説明された。 自転車に乗るときに、こうしたバスやトラックなど大型車の動きを知っておくことが安全対策になり、道路を共有するものとしての相互理解を深めることにもなる。
今回はシクロクロススクールも追加
最初はできなかった一本橋も慣れてくると集団走行でクリアするまでになった。 今回から、ロードバイクだけでなくシクロクロスを使ったスクールも開催された。講師はシクロクロスの全日本選手権で9連覇している辻浦圭一さんだ。教習所のオートバイコースを使い、一本橋やスラローム、シクロクロスならではバイクの担ぎ下ろしなどを学んだ。 東京サンエスのシクロクロスバイクが試乗車として用意され、希望者は試乗車でスクールを受講した。
曲がると止まるの基本から、集団走行まで安全関するテクニックを学ぶ
初級者講習ではフラットペダルとスニーカーを使い、重心移動を使ったブレーキなどを習った。 今回のスクールでは定番となるレース向けの講座から、ロードバイク初心者やフラペ女子向けのスクールも開催された。初級者向け講座ではバイクの上でニュートラルポジションをとる基本からはじまり、ブレーキやコーナリングなどが丁寧に行わる。いっぽうレース向けの講座では集団走行ができるように、集団走行の練習が行われた。 さいたまディレーブで走る岸崇仁さん、小笠原崇裕さんが教えるクラスでは集団走行でのより実践的な内容が行われた。 福田昌弘さんのクラスでは、路面に置いたパイロンに合わせて前後左右の間隔を徐々に覚えていくドリルが行われた。集団走行では前後の間隔をつめるだけではなく、左右の間隔を近づけることも大切だ。