「捨てていい物なんて世の中に1つもない」フードロス削減と居場所作りに奮闘するパン屋さん【アスヨク!】
帰宅ラッシュの時間帯、そんな時間にオープンしたのはあるパン屋さん。 店主はNPO団体の共同代表を務める枝元なほみさん。パンの値札にはそれぞれ違う地名が書かれている。 【画像】“もったいない!”が原動力…帰宅ラッシュの時間にオープンするパン屋さん 枝元なほみさん: 閉店時間前後にどうしても残っちゃうパンが出てくるんですよね。そういうパンをお預かりしてきて販売しています。 店頭に並ぶのは「街のパン屋」で売れ残った商品。フードロス削減のため、消費期限のうちに仕入れて販売する“パンを焼かない”パン屋という新しい形だ。 枝元なほみさん: 捨てていい物なんて世の中に1つもないかもしれないと思うんですよ。 こう話す枝元さんの本業は料理研究家。仕事で感じた“もったいない!”が原動力だ。そして、お店にはもう一つ大きな役割がある。 枝元なほみさん: 働けない時も助け合える、そういうことができるようになったらいいなと思っているので。 生活に困りホームレス状態の方や、体調に不安のある方が、気軽に仕事ができる場所にもなっている。 枝元さんはどのような思いでお店に立っているのだろうか。 枝元なほみさん: ちょっと温かいでしょう?だからそっちのほうがうんと儲かるより、ずっと楽しいなと思うんですよ。 食べ物も無駄にせず、人と人とを繋げる場所にもなっているパン屋さん。そんな場所を守る枝元さんの活動はあすも続く。 (「イット!」5月15日放送より)
イット!