北海道釧路市長選が告示 保守系による三つどもえの争い
北海道釧路市長選が20日告示された。新顔で前道議の鶴間秀典氏(50)、現職で5選をめざす蝦名大也氏(65)、新顔で前道議の笠井龍司氏(59)の3氏が届け出て、保守系無所属候補の三つどもえの争いとなった。 鶴間氏は同市星が浦大通3丁目の事務所で第一声。午後にごみ拾いをしながら市内を歩き、支持を訴えた。理工系のサテライトキャンパス誘致などを公約に挙げる。 蝦名氏は同市大町1丁目の事務所で出陣式を開き、旧音別町や旧阿寒町でも街頭に立った。4期16年の実績を訴え、医療や食料生産など9分野で「魅力向上」を掲げる。 笠井氏は同市末広町13丁目の事務所前で第一声。その後市中心部や旧音別町を選挙カーで回った。子育て環境整備や周辺町村と連係した観光振興などを訴える。 同市長選では1977~93年に5選したのが過去最多。蝦名氏の市政への評価や、人口減少対策などが争点となる。 投票は衆院選と同じ27日で即日開票される。19日現在の選挙人名簿登録者数は13万6392人。(古源盛一、山本智之)
朝日新聞社