衆議院選挙大分2区、吉川元氏と広瀬建氏が予断を許さない展開…衛藤征士郎氏は厳しい戦い
読売新聞社が22～24日に行った衆院選（27日投開票）の世論調査では、大分県内3小選挙区のうち1、2区で激戦となっている。取材結果を加味して終盤情勢を分析した。ただ、各区とも有権者の1、2割程度が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性がある。（敬称略） 【写真】吉川元候補、広瀬建候補、衛藤征士郎候補
大分2区
吉川、広瀬が予断を許さない展開となっている。
唯一の野党候補となった吉川は立民支持層の8割弱、社民支持層の8割を固めた。無党派層の約4割にも浸透している。年代別では60歳以上の支持が高く、給与所得者の支持で広瀬を上回っている。
自民からの出馬を模索した広瀬は、自民支持層の4割強の支持を集め、立民支持層の一部も取り込む。無党派層の約3割が支持し、職業別では農林水産業、専業主婦、商工自営、自由業の支持が高い。
衛藤は自民支持層の4割弱を固めているが、厳しい戦いを強いられている。
吉川 元58 立 前《4》 広瀬 建50 無 新 衛藤征士郎83 自 前《13》 〈候補者一覧の見方〉届け出順。年齢は投票日現在◇党派は自＝自民、立＝立民、共＝共産、参＝参政、無＝無所属◇新旧は、前＝解散時の議員、新＝当選歴のない人◇《 》は当選回数
