もつ鍋や鳥刺しを食べた客11人が食中毒 大阪市西成区の居酒屋
大阪市西成区の居酒屋「すずき」を利用した客11人が、腹痛や下痢など食中毒の症状を訴えていることが分かりました。 大阪市によりますと「今月19日に会社の同僚17人が西成区内の飲食店を利用したところ、複数人が体調不良になっている」と保健所に通報がありました。 保健所が調査したところ、11人はもつ鍋や鳥刺し、鶏レバーと玉ねぎの炒め物などを含むコース料理を食べており、翌日以降に腹痛や下痢、発熱などの症状が出たということです。 発症者からはカンピロバクターが検出されたことなどから、大阪市は食中毒が発生したと断定し、今月29日から31日までの3日間、居酒屋「すずき」に営業停止を命じました。 11人はいずれも快方に向かっているということです。 ≪カンピロバクター≫ 食中毒を起こす細菌のひとつです。家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、内臓や飲料水を汚染します。少量でも発病することがありますが、通常の加熱処理で死滅します。 ○潜伏期間:1~7日 ○主な症状:下痢、腹痛、発熱等 (カンピロバクター食中毒予防のポイント) ○食肉の生食を控えましょう。 ○調理の際は食品の中心部まで十分に加熱しましょう。 ○食肉を扱った後は手を洗いましょう。 ○調理器具は十分に洗浄消毒しましょう。