横浜・山下ふ頭の再開発「市民参画の仕組みを」 市民団体が市に申し入れ書
山下ふ頭(横浜市中区)再開発構想の具体化を見据え、市民団体「市民の市長をつくる会」が市に対し、市民参画の仕組みづくりを求める申し入れ書を提出した。17日に市役所で会見を開き、「時間をかけて計画を作らなければ市民の納得は得られない」と訴えた。 【写真で見る】市民参画の仕組みづくりを求める後藤さん(中央)ら=市役所 市長付属機関の再開発検討委員会が近くまとめる答申に先駆け、12日付で申し入れ書を提出した。再開発を主導する市に対し、事業計画の具体化を担う新たな委員会の設置を求め、メンバーの少なくとも3分の1は一般市民で構成すべきだと要望している。 筆頭代表委員で鶴見大名誉教授の後藤仁敏さんらは、市が検討委の始動前に企画した市民参加型のワークショップを高く評価。事業計画案の策定に当たっても市民の意見を丁寧に反映し、スケジュールありきではない再開発に取り組むべきだと強調した。
神奈川新聞社