これが2年後の未来? 北米に現れた新型日産「キックス」を、日本の車好きも覚えておきたい理由
日産「キックス」の新型が登場! といってもアメリカでの話だが、がっかりすることはない。 ▶︎すべての写真を見る そもそも、日本で今走っているキックスも、日本より約2年早い2018年からアメリカで販売が開始された。だからこの新型も、いずれ日本にもやってくるのでは?。 ここはひとつ、あのネコ型ロボットのタイムマシンに乗って数年先を見に行ったつもりで、アメリカの新型をチェックしてみよう。
未来でも、街中から雪道まで
全長171.9インチ(約4366mm)×全幅70.9インチ(約1800mm)は、日本の現行型(全長4290mm×全幅1760mm)よりちょっぴり大きくなったが、十分コンパクトなSUVといえる体型。
ただし、最低地上高は170mmから8.4インチ(約213mm)へとグッと高められた。 さらにアメリカでは初めて4WD車も採用されている。4WD車にはさらに、滑りやすい雪道で車両を安定させてくれるスノーモードも備わる。
キックスはアメリカでも日本でも街乗りが中心になると思われるが、それでも“なんちゃってSUV”ではなく、轍のできた雪道でも安心して走れるようになったということだ。
まるで、ストリートで映える高級スニーカー
エクステリアデザインは大きく変わった。 最近の“日産顔”が採用されたのはもちろんだが、同社が言う「ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン」は、確かに街履きにぴったりに見える。
インテリアも、現行型の面影はほとんどないと言えるほど進化を遂げている。 メーターとインフォメーションが一体となった横長のディスプレイが据えられ、エクストレイルなど上級車に採用されている快適なシート(グラビティシート)がキックスとして初めて採用された。
また、ノートオーラのように、ヘッドレストにスピーカーが組み込まれるBOSEサウンドシステムも用意されている。だからドライブ中の音環境がグッと楽しくなるはずだ。 そのほか、日本のキックスには搭載済みの、先進運転支援機能「プロパイロット」もアメリカで初めて採用されている。