気象署、今冬の天候予報発表 気温がやや高く降水量は多め エルニーニョ現象で/台湾
(台北中央社)中央気象署(気象庁)は28日、記者会見を開き、12月から来年2月までの冬の天候の予報を発表した。エルニーニョ現象の影響で気温は高めで、降水量も平年並みかやや多くなると予想している。 エルニーニョ現象は太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。 同署気象予報センターの陳怡良主任代理は、過去のデータからエルニーニョ現象が起こると、台湾の冬がやや暖かくなり、降水量が平年並みか多くなることが分かると説明。同現象は来年春まで続くだろうとの見通しを示した。 9月から11月までの秋の天候も振り返った。今秋の平均気温は25.7度と、平均値(1991~2020年)の25.1度を上回った。降水量は約550ミリで、平均値(同)562.85ミリに近づいている。 (余暁涵/編集:荘麗玲)