<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/10 林悠永外野手(1年) 巧打で狙うスタメン /東京
<第92回選抜高校野球> ◇林悠永(ゆうと)外野手 お手本のようなセンター返しを次々と放った。久しぶりの実戦となった、今月10日の紅白戦。大舞台でのスタメン入りを目指す背番号10は指揮官へのアピールを忘れなかった。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 昨年秋の公式戦は、練習時の好調ぶりを買われて都大会の準決勝から先発メンバーに定着した。決勝で3安打を放つなど、5試合で4割7分1厘の高打率を残した。 たまの休みに草野球を楽しむ父親の背を見て、野球に取り組むようになった。中学の指導者は国士舘OB。高校野球に懸ける思いを伝えたら、国士舘に入るよう薦められた。 高校で内野手から外野手へ転向した。「飛球の落下地点を見極めるのが難しい」と試行錯誤を重ね、守備も磨く。寮に入って「洗濯だけでも大変」と両親のありがたみを実感。夕ご飯は1・2キロの白飯を平らげ、パワーアップを目指す。 海外の音楽が好きで、CDを買いに友人と新大久保のコリアンタウンへと繰り出す。1時間半に及ぶ長風呂を楽しみながら、買ったばかりのCDを聴くのが至福のひとときだ。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「エラーをしないで頑張る」。171センチ62キロ、右投げ右打ち 〔都内版〕