「年齢給」にはどのようなメリットがある? 年齢給について解説
年齢給以外の給与制度
年齢給以外にも、さまざまな給与制度があります。代表的な方法として「業績給」「職能給」「職務給」の3つが挙げられます。 それぞれの特徴を確認しましょう。 ■業績給 「業績給」とは、従業員の業績によって給与が上がっていく方法です。努力して成果を上げることが収入に直結するため、仕事に対するモチベーションを高めやすく、会社側としても業績アップが期待できます。 ただし、労働者の過重労働が懸念されることや、共同作業が必要な場合は取り入れにくいなどのデメリットもあります。 ■職能給 従業員のスキルや職務遂行能力に応じて給与が決まる給与制度が「職能給」です。スキルが上がるほど給与も上がるため、自身の能力を上げることに意欲的になれます。 ただし、昇格しなくても給与が上がることもあるため、企業にとっては人件費が上がりやすい点がデメリットでしょう。 ■職務給 「職務給」とは、従業員が従事する仕事内容によって給与が決まる方法のことです。業務の難易度や重要度、責任の重さなどを考慮し決定します。 労働の価値に対し給与が支払われるため、同じ業務で同じ成果を上げた従業員は、同じ給与が支払われる仕組みです。専門性は養われますが、職種をまたぐ人事異動が難しい欠点があります。
年齢給はメリットもあるが、不満がある場合は転職も視野に入れよう
年齢給は、年を重ねることで確実に給与が上がっていく安心感や、スキルやノウハウが身に付きやすいといったメリットがあります。 しかし、同一労働同一賃金の考え方には合わない給与制度のため、取り入れている企業は減少傾向です。 勤務先が年齢給を導入しており、働き方に疑問を感じる場合は、転職を考えるのも1つの方法です。自身に合った給与制度を導入している企業で働くことが、仕事に対する満足度を上げることにもつながるでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部