FRBの11・12月0.25%利下げ観測高まる、指標がインフレ緩和示唆
[31日 ロイター] - 31日の市場で、米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを決めるとの観測が高まっている。この日発表された経済指標が物価上昇圧力の緩和継続を示唆したことを受けた。 フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、11月FOMCでの25bpの利下げの可能性を約94%、12月FOMCでの25bp利下げの可能性を約70%織り込んでいる。 9月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.1%上昇した。前月の2.3%から伸びが鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となった。 第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇した。伸びは前四半期の0.9%から鈍化し、2021年第2・四半期以来、約3年ぶりの小ささとなった。