高校野球秋季京都府大会3位決定戦 北稜高校が創部史上初の近畿大会の切符!
高校野球秋季京都府大会の3位までが、10月19日から行われる近畿大会に出場することができます。 10月5日に行われた準決勝では、龍谷大平安と立命館宇治が共にコールド勝ちで勝利し、近畿大会出場を決めました。 そして6日、残りの1枠をかけた3位決定戦が行われ、近畿大会初出場を狙う北稜と、42年ぶりの出場を目指す山城が対戦しました。 公立校同士の対決となった3位決定戦で主導権を握ったのは、1980年の創部以来、初のベスト4入りの北稜でした。 初回に満塁から押し出しで先制すると、続く2回にも2アウト2塁1塁のチャンスで、2番・渡邉が三遊間をしぶとく破るタイムリーヒットを放ち、追加点をあげます。 北稜のマウンドには、背番号11をつける1年生エース、中村。 ストレートの最速は115キロと決して速くありませんが、3種類の変化球を駆使し、5回まで山城打線をノーヒットに抑えます。 好投する北稜の中村ですが、6回表、山城に2本のヒットと、フォアボールで2アウト満塁とされ、一打逆転のピンチを迎えます。 しかし、ここはレフトフライに打ち取り得点を許しません。 すると北稜は、終盤の8回ウラ、満塁のチャンスで、ピッチャーの中村にタイムリーヒットが飛び出すなど、この回一挙4得点をあげます。 最終回に山城に2点を許したものの、北稜は、中村が1人で9回を投げ切り、創部史上初の近畿大会の切符を手にしました。 【声】北稜高校 中村勇翔投手 「近畿大会に出るとか関係なく、目の前の1試合を勝つことにこだわって戦いました (近畿大会では)いままでと変わらず、目の前の1試合の勝ちにこだわって、明るくやっていきたいです」 3位決定戦に続いて行われた立命館宇治と龍谷大平安の決勝戦は、9回を終え、1-1の同点、 ノーアウト1・2塁からはじまる延長タイブレークに突入しました。 10回表、龍谷大平安は、6番・前田のタイムリーヒットで1点を勝ち越します。 しかし、10回ウラ、立命館宇治は、ノーアウト満塁とし、3番・谷口のタイムリー内野安打で 同点に追いつきます。 続く4番・キャプテンの伊藤がセンター前にヒットを放ち、サヨナラで立命館宇治が15年ぶり4回目の秋優勝を果たしました。 【声】立命館宇治高校 伊藤央太 主将 「京都府大会と変わらずしっかりと全員で一つになって、全力で戦っていけたらと思います。 個人の話になるかもしれないですけど目立ちたいですね」