【速報】2023年名目GDPがドイツ下回る 10-12月は実質で年率0.4%マイナス成長
【速報】2023年名目GDPがドイツ下回る 10-12月は実質で年率0.4%マイナス成長
内閣府が15日発表した2023年のGDPは実質で1.9%増で3年連続のプラス成長となりました。また名目GDPは5.7%増で実額591兆4820億円となりましたが、初の600兆円越えには届きませんでした。円安などの影響で、ドルベースの名目GDPでは1968年以来55年ぶりにドイツを下回り、世界第4位となりました。 また2023年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.1%減、年率換算で0.4%減でした。マイナス成長は2四半期連続。 内需では個人消費は前期比0.2%減で3四半期連続のマイナスとなりました。外食が減ったほか、暖冬の影響で衣料品も減りました。また設備投資は0.1%減となりました。資材価格の高騰や人手不足などが影響したとみられます。 外需では、輸出が前期比2.6%増となり、前期の0.9%増より伸びました。医療分野での知的財産権の使用量がふえたことが寄与しました。輸入は1.7%増となりました。鉱物燃料の輸入がふえています。