詐欺、強盗、空き巣などの手口が巧妙化、「犯罪者が嫌がる4原則」を知って防犯対策をアップデートしよう。
不審な来訪者や空き巣を防ぐために、宅配は置き配にしています。 【郵便受けの中も用心したほうがいい 】と聞きましたが、本当ですか?
「個人情報が書かれた郵便物が毎日配達される郵便受けは、犯罪者にとって宝物の山。誰でも簡単に近づけますし、覗き見されたり、配達物自体を盗られて、送り主の名前や住所を悪用されることも」。 たとえば、宅配便が届いて送り主を尋ねたら、知人の名前を告げられたので信用してドアを開けたら強盗だった、というケースもあるという。 「鍵付きの郵便受けでなければ、南京錠でもいいので後づけして必ず鍵をかけましょう」。 さらに、郵便物を捨てるときは、個人情報の部分はシュレッダーにかけて。 「100均でもシュレッダーはさみが手に入るのでそれで切ってから、さらに念入りに水に濡らしてふやかせば、盗み見しようとしても復元できないので安心です」 〈家のアップデートポイント〉 個人情報を盗まれないように郵便受けは鍵をかける。
普段から外出が多く、 【旅行や帰省で長く留守に】 することも。最近、知人が空き巣に入られたと聞いて心配になってきました。戸建ての場合、どんな対策を?
「一軒家で狙われやすいのは、呼び鈴のみの家。不在でも来訪者を自動録画するカメラ付きインターホンは必須です」。 併せて前出の防犯ステッカー、人感センサーライトをつけるのも効果的。 「玄関の鍵を10年以上替えていなければ、ピッキングに加え、バンピングといった不正解錠にも対応したディンプルキーなどの最新式に交換を。あるいは今は二重ロックが標準ですが、1つをスマホで施錠開錠できるスマートロックに替えるのもいい方法」 〈家のアップデートポイント〉 不在時も来訪者を自動録画するインターホンは必須。
【庭木が鬱蒼としているのは防犯上危ない 】、と隣人に指摘されました。外からの目隠しのつもりでしたが、防犯対策になっていない!?
「泥棒にとって庭木が鬱蒼としている=管理されていなく侵入しても気づかれにくい家、と映りがち。さらに高い木や茂みがあれば侵入時の絶好の隠れ場所に。庭木は手入れをして見通しをよくしましょう」。 防犯性をさらに高めるなら、屋外用防犯カメラを設置。 「泥棒が嫌がる“人の目”の代わりになります。最近はスピーカーやマイクを搭載した機器があり、それを使えば不審者がカメラに写ったら『通報するぞ』と警告することもできます」 〈家のアップデートポイント〉 庭木の手入れ=管理されていて侵入しづらいと映る。