【衆院選】静岡県内の選挙区で唯一与野党の前職同士が一騎打ちで激突する注目の静岡4区
静岡県内小選挙区の選挙戦をお伝えするシリーズ。22日は静岡4区です。静岡県内唯一の与野党一騎打ちとなり、一気に激戦の様相に。続々と大物議員も応援に入っています。 会場アナウンス 「体を回しましょう!1、2、3」 選挙戦の激しさとは対照的に、ゆったりとした時間が流れていました。 ここに、静岡4区で争う2人が…。 自民党の深沢陽一さんと、 国民民主党の田中健さん。 静岡市清水区や富士宮市などを選挙区とする静岡4区。 県内で唯一、与野党が激突する一騎打ちとなっています。
自民党 前職 深沢陽一候補
自民党 前職 深沢陽一候補: 「今回、私は大変厳しい選挙を戦っております」 自民党 前職 深沢陽一候補: 「小選挙区、必死に頑張ります」 今回の選挙で、3回目の当選を目指す深沢さん。 この日、JR富士宮駅前の商店街で開かれた朝市に姿を見せました。 市民: 「頑張ってください」 深沢候補: 「ありがとうございます。よろしくお願いします」 スタッフ: 「ちょっと先生スピードアップ!」 深沢候補: 「はい。はい」 この3年間で厚労と外務の大臣政務官を務めたこともあって、地元行事への参加が不十分だったと話し、それを挽回するように選挙区を回ります。 訴えているのは、現役世代の給料を上げる必要性です。 自民党 前職 深沢陽一候補: 「まずは現役世代の給料を上げることが最優先なんです。現役世代の給料が上がれば自然にスライド型で年金も上がってくるというところで、私としてはそこをご理解いただいて、まずは現役を応援していただきたいと思っております」 地元の企業や団体からの支援を受け、組織戦を展開する深沢さん。 前回の衆院選では田中さんに3万5000票差をつけて勝利しています。 自民党 前職 深沢陽一候補: 「今回政治とカネで大変逆風というイメージで選挙戦に臨みました。でも、実際に遊説カーで回ってみますと、結構皆さんから声援があったり、あるいはお宅から出てきていただいたり、いつもの雰囲気が感じられまして、大変勇気をいただきました。あまり悩まず考え過ぎず、自分たちが訴えることをしっかりと訴えてまいりたい」 とはいえ、党本部も激戦区とにらんでいるのか、続々と大物議員が応援に入っています。 城内実 経済安保担当大臣: 「(国と)地元のパイプ役、橋渡し役をやっているのが深沢さんなんです。この人が欠けたらどうするんですか。誰に頼むんですか」 20日は、この人も応援に駆け付けました。 所属していた派閥のトップ、岸田前総理です。 岸田前総理: 「私が政権を担った時、まだ日本、世界は新型コロナとの戦いの最中でありました。戦いの中で深沢さんは厚生労働大臣政務官として先頭に立って、厳しい戦いの中で頑張ってくれました。おかげで今や日本も世界も平時を取り戻す、こういった状況になりました。私は、この深沢さんの実力、実行力を心から期待している1人であります。静岡にとって大切な深沢陽一。どうぞ皆さん、よろしくお願いします。ありがとうございました」 自民党 前職 深沢陽一候補: 「やっぱり実績に基づく訴え、そしてそれを継続してもらいたいというメッセージが非常に私には伝わってきましたので、岸田前総理の言葉をこれからしっかり実現できるように頑張って行きたい」