昭和の人気コミック『タイガーマスク』がイタリアで実写映画化 その理由とは
漫画『タイガーマスク』 が、イタリアで新たに実写映画化されることが決定。今回、なぜイタリアで映画化されるのか、担当者を取材しました。 『タイガーマスク』は、1968年から71年にかけて連載されたプロレス漫画の名作。孤児院で育った伊達直人が、虎のマスクで素顔を隠してタイガーマスクとして戦う物語。テレビアニメ版も作られ、当時の子どもたちの間で絶大な人気に。2013年にはウエンツ瑛士さん主演で実写映画も作られました。 今回、新たな実写映画を製作するのは、イタリア・ローマに本拠地を置く制作会社Fabula Picturesと、同じくミラノに本拠地を置く制作会社Brandon Box。さらに原作コミックの出版元である講談社も共同プロデューサーとして参加します。
■イタリアで『タイガーマスク』を実写化するワケ
今回、なぜイタリアで実写映画化することになったのか、講談社・国際ライツ事業部の髙松悠希さんは「実は『タイガーマスク』は、かねてよりイタリアで国民的な知名度と人気を誇る作品です。今回共同製作を行いますイタリアの両制作会社の中にも、小さい頃から『タイガーマスク』を見て育ったプロデューサーの方が大勢いらっしゃいます。話し合いを進めていく中で、彼らとであれば原作をリスペクトしながらも、現代の視聴者に更に愛されるような新しい『タイガーマスク』を作ることができると確信し、今回の企画を一緒に進めていくことになりました」と経緯を語りました。 映画の監督やキャストは後日発表予定。漫画『タイガーマスク』の物語に国際的な要素を加え、イタリアと日本を舞台にした新しい国際共同製作作品になるということです。