下馬評は"ドラ1”だったが…ドラフト1位指名を逃した逸材(6)”期待外れ”となったトレード戦士
プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。(今季成績は10月1日時点)
黒木優太(北海道日本ハムファイターズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:179cm/85kg ・生年月日:1994年8月16日 ・経歴:橘学苑高 - 立正大 ・ドラフト:2016年ドラフト2位 プロ1年目には55試合に登板するなど、フル回転の活躍を見せた黒木優太も、ドラフト1位候補と評価された選手の1人だ。 立正大では、東都2部リーグながら1年秋から主戦投手として活躍。4年時には最速153キロを計測するなど、本格派右腕として評価を高めた。迎えたドラフト会議では、オリックス・バファローズから2位指名を受けプロ入り。 ルーキーイヤーは、開幕からいきなりセットアッパーに抜擢。シーズン後半は打ち込まれる場面もあったが、55試合登板で31ホールドポイント(6勝25ホールド)、防御率4.22を記録した。 しかし、2019年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を敢行。同年オフに育成契約となり、長らく一軍のマウンドから遠ざかった。 それでも、2022年は4年ぶりに開幕一軍入り。同年は27試合に登板し、7ホールドポイント、防御率2.36と復活の足掛かりを作った。 昨オフには、吉田輝星との交換トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍。新天地で迎えた今季だったが、ここまで2試合の登板にとどまっている。 トレード相手の吉田は、ブルペン陣の一角として一定の成績を残しているだけに、負けじと奮起を見せたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部