夏の王者・明秀日立は苦しみながらも初戦を突破

２年ぶりの選手権で好スタートを切った静岡学園。MF田嶋（左）が果敢に仕掛ける。写真：鈴木颯太朗

［高校選手権１回戦］12月29日（金） 　12月29日、第102回全国高校サッカー選手権の１回戦・第１試合の８ゲームが開催され、首都圏各会場で熱戦が繰り広げられた。 【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹！ 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開！ 　市立船橋と高川学園が対峙した１回戦屈指の好カードは、４－１で前者に軍配が上がった。前半６分、Ｊ２清水内定のエースFW郡司が鮮やかなボールコントロールから先制点をマーク。さらに郡司がその４分後にもＰＫを決めてリードを広げた。34分にセットプレーから１点差に詰め寄られるも、後半２分にＦＷ久保原が３点目をゲット。そして21分、郡司が強烈ヘッドを突き刺してハットトリックを達成した。 　５年ぶりの全国制覇を狙う静岡学園は明徳義塾と対戦。開始早々の３分にＤＦ大村のゴールで先手を取ると、16分には高速カウンターからＤＦ野田が加点。後半10分、13分にはＪ１川崎内定のＦＷ神田が立て続けに頭で決めた。さらに２点を加えた静岡学園が６－０の快勝を収めている。 　立正大淞南と初戦を戦った前橋育英は、前半18分にオノノジュが均衡を破り、25分にＭＦ山﨑がＰＫを豪快にねじ込んで試合を優位に進める。後半13分に失点を許して立正大淞南に攻勢を仕掛けられるも凌ぎ切り、25分にオノノジュがリスタートの流れからゴールを挙げて趨勢を定めた。 　悲願に初タイトル奪取を目論む昌平も好スタート。奈良育英を相手に前半だけで３点のリードを奪い、後半もラッシュを決め込んで７ー０の圧勝を飾った。夏のインターハイ王者である明秀日立は徳島市立との拮抗したゲームを２－０でモノにしている。 　 　１回戦・第１試合の結果は以下の通りだ。 【12月29日／１回戦・第１試合】 名古屋（愛知）1(4PK2)1 日章学園（宮崎） 市立船橋（千葉） 4-1 高川学園（山口） 静岡学園（静岡） 6-0 明徳義塾（高知） 昌平（埼玉） 7-0 奈良育英（奈良） 前橋育英（群馬） 3-1 立正大淞南（島根） 明秀日立（茨城） 2-0 徳島市立（徳島） 初芝橋本（和歌山） 3-2 帝京三（山梨） 佐賀東（佐賀） 1-0 丸岡（福井） 【12月28日／１回戦・開幕戦】 広島国際学院（広島）　2-0　早稲田実（東京Ｂ） 構成●高校サッカーダイジェスト編集部