『モアナと伝説の海2』モアナの動きは女性アスリートを参考に!「さらにかっこよく」
映画『モアナと伝説の海2』でヘッド・オブ・アニメーションを務めたエイミー・ローソン・スミードと日本人アニメーターの園田優花がインタビューに応じ、モアナのアクションシーンをどのように作り上げていったのかを明かした。 【画像】皆いいキャラ!モアナのクルーたち 本作は前作から3年後を舞台にしており、19歳になったモアナはその期間に航海術を向上させ、より大きなカヌーを自由自在に操る。スミードは「彼女の新しいカヌーは以前のものよりずっと洗練されています。前作ではマウイからまだ学んでいる感じでしたが、その知識を使い、彼女はそれから3年航海してきたわけですからね。その間に肉体的に強くなり、航海の技術にももっと自信を持っているんです」と語る。
スミード率いるアニメーションチームが特に力を注いだというのが、モアナが緑の木々の間を疾走し、こちらを振り向くオープニングシーン。モアナの高い身体能力を伝えるだけでなく、観客とモアナの8年ぶりの再会となるシーンだ。 「あのシーンには約3週間かけたと思います。アニメーションは1秒間24フレームから成るものですから、わたしたちは通常1週間で3、4秒を作っています。細部に徹底的にこだわるプロセスなので、冒頭の走ってジャンプするシーンで言えば、彼女の体全体が映るので制作により長い時間がかかるんです。だから、エンドクレジットにたくさんのアニメーターの名前が並んでいるわけですね(笑)。そして本作ではモアナにクルーもできました。カヌー上でのシーンには常に4~5人のキャラクターがいるわけで、そうしたシーンだと1週間で2秒くらいしか作れないんです」(スミード)
本作に参加したアニメーターは約140人。スミードは、アクションが得意、コメディーが得意、ニュアンスのある演技が得意といったアニメーター一人一人の適正に基づき、担当シーンを振り分けていった。その中で主にアクションシーンを担当したのが、日本人アニメーターの園田優花だ。