「あの頃」を思い出す人続出…平成女児のマストアイテム・ラメ入りペンに新展開!? 狙いを訊いた
平成に子ども時代を過ごした人なら、きっと懐かしさを覚えるであろう「デコりペン」。友達との手紙やプロフィール帳などで活躍したアイテムだが、なかでも大阪の文房具メーカー「サクラクレパス」(大阪市中央区)の商品「ボールサイン ティアラ」は、2000年の発売以来、リニューアルなく発売を続けている。 【写真】リニューアルなく発売が続いている「ボールサイン ティアラ 誕生石カラー」 そんな同シリーズ、なんと令和に新たな展開が。同社のX(旧ツイッター)アカウントにて、ノック式の新商品「ボールサイン ティアラノック」が発売されるという告知が投稿されたのだ。投稿には「懐かしい」「集めてた!」という声が次々と押し寄せており、根強い人気がうかがえる。令和の今、デコりペンの新商品を発売した狙いを広報担当者に訊いた。 ■ 発売の背景は「お手紙交換文化」 「12種の誕生石カラー」をイメージしたラメ入りインキで、あの頃の平成女児を夢中にさせた「ティアラ」。同社の広報担当者によると、やはりターゲットは小中学生で、友だちに宛てた手紙やノートに使用されることを想定していたという。 近年は平成カルチャーが再注目を集めており、ティアラをはじめとした「デコりペン」ブームも到来している。「ティアラノック」の発売もリバイバルブームが理由のひとつである一方、現代の女子小学生の間でもラメペンが人気であることが大きいのだとか。 発売理由について「お手紙交換文化が今でも続いていることから、ティアラを知らない今の小学生にも使ってもらいたいという思いがあります」と担当者。さらに、小学生の親世代がティアラの全盛期ユーザーということで、親子二代で使えるという狙いも。 誕生から約24年、同じデザインやカラー展開で発売し続けている同商品。今回発売されるノック式タイプは「文字が書きやすい」かつ「ラメが綺麗に出る」を意識し、キャップが無くてもインキが乾かないように乾燥防止成分が入っているほか、ボール径も0.8mm(キャップ式は1.00mm)と細めに変更されている。 キャップ式と同じくお手紙交換などで使われることを想定しているそうで、令和になっても女児に寄り添うアイテムであることがわかった。「ボールサイン ティアラノック」(220円)は、11月中旬より発売予定。 取材・文/つちだしろ