長く曲がりくねった道の果てにギレス&ポワリエ組が戴冠「これは私たちのキャリアにおける大きなマイルストーン」| ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024 アイスダンス レビュー
結成1年目、国際大会2大会目、ISUシニアチャンピオンシップデビュー、しかも世界選手権の出場権がかかる……決して簡単ではない状況の中で、吉田唄菜&森田真沙也組と田中梓沙&西山真瑚組も堂々たるパフォーマンスを披露した。
前者はFDとトータルで、後者はRDで自己最高得点をマークし、着実な成長を感じさせた。それぞれに強く個性もアピール。吉田&森田組はディープなエッジワークとぐんぐん進むスピード、さらには風格さえ漂う存在感を示した。PCSのオール7点台は、1年目としては称賛すべき得点だ。田中&西山組は、伸びやかで柔らかなスケーティングと表現力が光った。12月末の田中の左手負傷で、十分な練習が積めなかったにも関わらず、最後まで息の合った演技も見せてくれた。
世界に「うたまさ」「あずしん」の存在を、間違いなく、知らしめた。2024年四大陸を10位と11位で終えた2組は、これから先、国際舞台でますます輝きを増していくはずだ。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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