「レモンで溶かす!?」かまぼこコンシェルジュが教える驚きの食べ方とは
レモンやキウイで溶かして食べる?
取材するうち、コンシェルジュの藤倉店長が驚きの食べ方を紹介してくれた。 「ご高齢の方には、柔らかい食感の蒸しかまぼこをお勧めできます。かまぼこは、高タンパク、低カロリーで疲労回復にもぴったりです。例えば、レモンをかけて溶かして食べると更に柔らかく、食べやすくなります」 ーーかまぼこって、溶けるんですか!? 「そうです。溶けます。レモンなどの果汁をかけると、10分でかまぼこは溶けます。今の季節ですと、キウイをかけて溶かして食べるのがおすすめです」。かまぼこは、レモンやキウイに含まれる酵素の働きでタンパク質が分解され、溶けるのだという。「溶かして食べることで、消化を助け、胃に負担をかけず栄養を吸収できます」と、藤倉店長は提案する。
そうめんのように「すするかまぼこ」も
阿部蒲鉾店には、他にも様々なバラエティあふれるかまぼこがある。バレンタインデー用には、チーズが入ったハート型の「ピュア・ハート」かまぼこ。夏には、見た目はそうめんのすするかまぼこ「魚めん」も。魚めんの宣伝文句は、「かまぼこをすする爽快感」。記者も試食してみたが、だしのきいたつゆにかまぼこ麺と大葉が絡み、とてもおいしかった。 最後に、30代の記者におすすめのかまぼこを聞いてみた。 「お酒はお好きですか」。 ーーはい。でも、ビールは医者から禁じられていて。 「では、ワインでしたら、プレーンかまぼこを少し火であぶると香りが出て良いです。生姜やミョウガを加えてもよいでしょう。何より、低カロリーですからね」 かまぼこといえばイメージが固まってしまっていたが、まだまだ新しい魅力がつまっているのかもしれない。 (中野宏一/THE EAST TIMES)