長野市の公園廃止手続き不備 報告書公表、騒音苦情巡り
長野市は20日、近隣住民による騒音苦情をきっかけに廃止された公園を巡り、ルールや手順が明文化されず、不備があったとする報告書を公表した。市役所内の情報共有や地域との連携が不足していたとも明記。今後、こうした課題の解決に向けた取り組みを進める。外部の有識者を入れて調査を進めていた。 荻原健司市長は20日の記者会見で「市の仕事に対し大きな不安や心配を与えた」と陳謝した。 廃止された「青木島遊園地」は2004年に設置され、近隣1世帯が「子どもの遊ぶ声がうるさい」と苦情を市に訴えた。市が23年4月に廃止した。地元住民から「十分な説明がない」といった声が上がっていた。