値上がりするマンション9つの特徴

超駅遠ながら圧倒的な資産性を誇る晴海フラッグ(総戸数5,632戸：著者撮影)

　次に、今後値上がりするマンション／資産性のあるマンションの特徴について考えてみたいと思います。なおこれらの特徴については、一般的な価格帯のマンションだろうが高価格帯マンションだろうが関係なく、マンションを選ぶときに重要な要素だと考えます。 ・大規模で非常に目立つマンションであること ・新築／築浅であること ・周辺で大規模な再開発があること ・駅直結or超駅近であること ・眺望が優秀であること ・ブランドマンションであること ・周辺商業が非常に充実していること ・通勤利便性が非常に良いこと ・周辺相場／同マンション内相場と比較して割安であること 　いくつかの特徴について解説します。まずは大規模で非常に目立つマンション。私もそうですが、小規模で存在感のないマンションよりも、大規模で存在感のあるマンションに魅力を感じる人が多いようです。売買が頻繁にあることでマンションとしての相場が形成されやすいため、小規模マンションと比べてリセールの安心感は大きいです。 　なお、個人的にこの条件は駅距離よりも重視しています。たとえば「駅から徒歩5分の50戸のマンションと、駅から徒歩13分の500戸のマンション」があるとして、価格や広さや築年数などが全て同じであれば、私は間違いなく後者を選びます。 　次に新築／築浅であること。こちらについては「新築感／築浅感があること」と読み替えていただいても結構です。具体的にはバルコニーガラス手摺やダイレクトウィンドウ、二層吹き抜けエントランスホールなど、ガラスが多く使われて古臭さが全く感じられない外観デザインのマンションとなります。 　普通のサラリーマンにとってみれば、数千万円の買い物と言うのは一生にそう何度もあるわけではない人生最大級の買い物です。だからこそ妥協しながら購入を決断するのはすごく難しく、何らかの”ときめき”がなければ購入を決断するのは困難だと思います。その”ときめき”に対して「新築感/築浅感があること」という要素は非常に大きな効果があると考えます。  　次に、周辺で大規模再開発が進んでいる、あるいは予定されていること。具体的には、大型商業施設や新駅の追加や後発大規模マンションとなります。基本的に新築マンションの値付けというのは、周辺のマンションより安くなることはまずありません。ですので。もし自分が物件を買った後に「戸数が非常に多く、ただ立地については自分のマンションより劣る」ような新築マンションが販売される際は、その新築マンションの価格に引きずられて、自分のマンションが値上がりする可能性も大いに期待できます。