夏休みは「名もなき家事」が急増する!? 家族で“生活リズムの変化”を乗り切る3つのポイント
2.家族の1日のタイムスケジュールを確認する
夏休みに入ってから家族みんながどんなタイムスケジュールになっているのか、書き出してみることをおすすめします。子どもが家を出る時間が変わることもあるでしょう。習い事などにも時間の変更があるかもしれません。特に子どもの生活リズムが変わると、対応策が必要です。親のタイムスケジュールを変更する、もしくは祖父母や送迎サービスに頼るなど、家族でベストな解決策を考えましょう。 また、客観的に1日のスケジュールを見てみると、気づかなかった課題がわかることがあります。朝の忙しい時間帯に、1人だけ作業を詰め込みすぎていませんか? 例えば、朝ママがお弁当を作ることになったら、その時間を捻出するためにゴミ捨てをパパにお願いする、など具体的な解決策が出てくると思います。 逆に、今まで気づかなかったスキマ時間を見つけられることも。私が主宰している「家庭力アッププロジェクト」の受講生さんで、夜に何気なくスマホを見ている時間が30分あったことに気づき、その時間におかずの作り置きをしてみたら、翌日の食事の準備がスムーズにできた、という人もいます。今は日の出がまだ早い時間なので、思い切って起きる時間を早くして朝に活動してみるのもいいですね。
3.すぐに動ける環境をつくるために片づけておく
余裕を持って生活をするためには、「これをやろう」と思ったときにすぐ動けるような環境を整えておくことが大切です。散らかった家の中では、何かをするためにまず「片づけ」という作業が入ってしまいます。そうすると、一気に面倒になってしまう可能性があります。 料理をしようと思ったときにシンクに洗い物がたまっていたり、作業スペースが散らかっていたりしたら、せっかくのやる気が半減してしまいますよね。自分も家族もそんな残念な気持ちにならないように、きれいな状態にしておきましょう。 片づけるときは、「知らない人が見てもどこに何があるかわかる状態」が理想的です。「必要な物を探す」という行為も、やる気をなくしてしまう一因になります。どこに何があるかわかりやすくラベリングしたり、棚の中などを見やすくするために8割程度の収納におさえたりするなど、工夫をしてみてください。 家族が分担した家事をやってくれたら、笑顔で「ありがとう!」と伝えることも忘れずに。自分から感謝を伝えると、相手も返してくれるようになります。そして、パパとママが率先して笑顔で感謝を伝えている姿を見ると、子どもも自然に「ありがとう」が出てくるようになります。 生活に変化が起きると、ママだけが無理して対応しようとしがちですが、そうすると心身ともに疲れが溜まってきてしまいます。ママのイライラは家族へと伝染しやすいものなので、家の中全体がいやな雰囲気になる前に、笑顔になれる「チーム」を作っておきましょう。