魅力的な花壇をつくる方法 12
庭を手入れするというものは絵を描くことに似ている。なにもない場所から始まり、そして色やテクスチャーを重ねていく。しかし絵を描くことと違う点は、庭づくりには終わりがないということだ。 すべての生き物と同じように庭というものは定期的な手入れが必要であり、そして進化を続けていく。一から花壇をつくり込みたい場合も、すでにある花壇にさらに手を加えたい場合でも、花壇をより魅力的にすることで庭がアップデートされる。
花壇づくりを始める前に
まず花壇づくりを始めるにあたって、適切な植物を選ぶためにも自分の庭がどんな日当たり環境なのかを確認しよう。一日を通して庭の日当たり環境を観察してみて、花壇をつくる予定のエリアにどのくらい太陽光が当たるのかを確かめよう。 また、庭をつくり上げるときは、四季を通じて空間がどのように見えるかをよく考えて。たとえば、開花時期が異なる一年草の花と多年草を組み合わせることも方法の一つである。さらに植物を重ねることもポイントで、背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置すれば庭に奥行きが生まれるだろう。それでは、花壇を魅力的にする25の方法を紹介! US版「カントリーリビング」より。
なだらかなカーブをつくる
この花壇はなだらかなカーブがつくられている。こうすることで玄関に自然と目が行き、来訪者がより歓迎されているような雰囲気を生み出すことができる。 このような花壇をつくるときには、実際に土を掘ったりする前にホースなどでアウトラインを取るのがお薦めだ。
区切りをつくって空間を生み出す
庭の花壇は目を引くようにしたいもの。この多年生植物の花壇では、敷石を用いて境界線をつくっている。 レンガや石、エッジング用の小さなフェンスといったアイテムでも応用可能だ。
石をアクセントにする
この花壇では、自然の石を重ねてポイントをつくることで、素材感と立体感がでている。 一つや二つの石を上手く芸術的に重ねることで、花壇がより個性的な印象に変わる。
一年生植物、多年生植物、低木をミックスする
一年中を通して、色のある庭が最も美しく理想的な庭だ。それを実現するためには、一年生植物、多年生植物、低木を混在させて植えることがポイント。 写真の庭では、ツツジが晩春を迎え、アヤメなどの多年生植物が開花の準備をしている段階だ。