【福岡ボート・ルーキーシリーズ】篠原晟弥 デビュー初Vで倍返しだ!
<6日・福岡ボート・2日目> 悪い流れを断つ。初日に連勝をマークした篠原晟弥(23)=福岡=は、2日目3Rで見せ場を作れず5着に敗れて連勝はストップ。ただ敗因は「水面も展開も悪くて何もできなかった」と明らかで気持ちは一切なえていない。3日目に再び流れを呼び込むのみだ。 機力の良さもやる気に結びついている。初日からトップ級のレベルに到達していたが、「伸びはいい方で、出足もいい」と強力パワーは健在。だからといって、このレベルにとどまるつもりもない。「出足を殺してでも、もっと伸びに寄せてまくれる足にしたい」。狙うは〝一撃必殺〟のパワーで臨む足になるのも時間の問題だ。 当地のフレッシュルーキーを務めて2年目になるが、今年は目標のA1昇格はおろか、A2復帰さえかなわずじまい。だからこそ、今回に懸けている。「今年はやらかしてばっかりで、何も期待に応えられませんでした。このままでは終われない。デビュー初Vを決めて〝倍返し〟をしたい」 そのためにはまず予選を上位で通過することが肝要。本人も重々承知している。「前期(5~10月)はFでリズムが崩れたけど、Fマークが消えたので威力のあるレースをやっていきたい」。終わりよければ全てよし。当地フレッシュルーキーの名に懸けて、持ち味のS速攻を武器に活路を開く。(森 大輔)