鹿島MF仲間隼斗が完全移籍で柏に復帰「"おかえり"なんていう甘い言葉を言ってもらえるとは思っていません」
柏レイソルは24日、鹿島アントラーズからMF仲間隼斗(32)が完全移籍で加入することを発表した。 【写真】16歳グラドルの鹿島ユニフォーム姿や水着ショット 柏U-18出身の仲間は2011年にロアッソ熊本でプロキャリアを始め、カマタマーレ讃岐、ファジアーノ岡山でのプレーを経て2020年に柏へ。アカデミー時代を過ごした古巣に2シーズン所属し、2022年に鹿島へ完全移籍した。 4年ぶりの柏復帰にあたり、クラブ公式サイト上で「お久しぶりです。"おかえり"なんていう甘い言葉を言ってもらえるとは思っていません。言葉ではなく、プレーで表現し、レイソルの勝利のためだけに最大限尽くし、戦います。よろしくお願いします」と決意を語っている。 また、鹿島の公式サイトを通じて「3年間の多大なる応援、本当にありがとうございました。素晴らしいチャント、いつも励みになっていました。これからも鹿島アントラーズが素晴らしく偉大なクラブであり続けることを祈ってます」と感謝を述べた。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文 ●MF仲間隼斗 (なかま・はやと) ■生年月日 1992年5月16日(32歳) ■出身地 群馬県 ■身長/体重 170cm/64kg ■経歴 吾妻ジュニア-柏U-15-柏U-18-熊本-讃岐-熊本-讃岐-岡山-柏-鹿島 ■出場歴 J1リーグ:127試合13得点 J2リーグ:295試合46得点 カップ戦:19試合3得点 天皇杯:18試合4得点 ■コメント ▽柏 「お久しぶりです。"おかえり"なんていう甘い言葉を言ってもらえるとは思っていません。言葉ではなく、プレーで表現し、レイソルの勝利のためだけに最大限尽くし、戦います。よろしくお願いします」 ▽鹿島 「このたび、柏レイソルに移籍することになりました。鹿島アントラーズに関わるすべての皆様へ、僕を迎え入れ、どんな時も一緒に戦ってくれたことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。僕がアントラーズに加入した理由はただひとつ、タイトルを獲得するためでした。アントラーズでの3年間、タイトルのことだけを考え、常にもがきながら、すべてを捧げてきました。正直、辛く苦しい日々の方が圧倒的に多かったですが、そんな時こそいかにもがき続けるかが大切だと信じ、必死に取り組んできました。今までの僕は、選手として成長したいという気持ちでサッカーに取り組んできたと思います。しかし、アントラーズでは自分が成長したいという思いより、とにかくチームを勝たせたい、その一心でした。勝利のためであれば、どんな役割でも果たそうと取り組んできました。それはアントラーズファミリーの全員が一体となり、ただ勝利のために諦めず挑戦し続ける姿勢や、アントラーズの素晴らしい歴史を肌で感じることができたからこそ、このクラブに誇りを持って戦うことができたのだと思います。皆さんは僕のことを“魂”と言ってくれますが、その魂を宿してくれたのはアントラーズファミリーです。僕の力不足でサポーターの皆様には苦しいシーズンを過ごさせてしまったこと、力になれなかったことを心から申し訳なく思っています。来季からは柏レイソルの選手として、アントラーズで宿してもらった魂を込めて全力でプレーしていきます。記憶に残るような選手ではなかったかもしれませんが、いつか『こんな選手がいたな』と思い出してもらえるような、アントラーズに在籍した選手の名に恥じない、小さくも大きな人間になります。3年間の多大なる応援、本当にありがとうございました。素晴らしいチャント、いつも励みになっていました。これからも鹿島アントラーズが素晴らしく偉大なクラブであり続けることを祈ってます」