【サーフィン】「ビデオゲームも計画中かもしれない…」WSL新CEOにNetflix、Hulu、ライアットゲームズ元幹部のクロスビー氏が就任決定!今後の改革に米メディア熱視線
現地4月11日、 世界最高峰のプロツアーCT(チャンピオンシップツアー)や、その予選リーグにあたるシリーズを運営する、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は2024年5月13日付でライアン・クロスビー氏を新たなCEOとして迎えることを発表した。 【動画】世界で最もクレイジーなサーフポイント“チョープー”で華麗なチューブライディングを披露した松田詩野のライディングをチェック 2020年1月から2023年6月までWSLを率いたエリック・ローガン氏の突然の辞任を受け、WSLの最高人事責任者であるエミリー・ホーファー氏と最高執行責任者のボブ・ケイン氏が暫定的にCEOを務めていたが、ついに新しいボスが決まった。 5月13日からCEOを務めることになったクロスビー氏について、米サーフィン専門誌『SURFER MAGAZINE』は「新CEOはビデオゲームとストリーミングサービスの元幹部だ」と紹介。続けて「クロスビー氏はペンシルベニア州ピッツバーグ出身で、卒業後、南カリフォルニアに移住してサーフィンを学んだ。仕事面では『コール・オブ・デューティ』シリーズで知られるゲーム会社や、Hulu、Netflixで重役を歴任。最近ではライオット・ゲームズに在籍していた」と経歴を説明した。 WSLの取締役を務めるダーク・ジフ氏は、同氏の採用について「クロスビー氏の最も重要なメディア・プラットフォームにおける卓越した実績や彼の信頼に値する親しみやすい人格、そしてなによりサーフィンへの純粋な情熱は、WSLを成長と革新の次の章へと導くのに最適な人物です」と語り、期待を寄せている。 同メディアは、マーケティングとテクノロジーの分野で20年以上のキャリアを持つクロスビー氏について、「(国際環境NGO)サーフライダーファウンデーションの役員を務めており、非営利の立場ではあるが、業界との繋がりもある」と強調した。 そのうえで「彼の経験がWSLをどこに導いていくかは容易に想像できる」と言及。具体的には「WSLアプリにサブスクリプションモデルが登場するのだろうか? ストリーミングサービスの元幹部によって検討されていないとは考えにくい。またはビデオゲームも計画中かもしれない!」と綴り、「おそらく全てあり得ることだろう。あるいは、どれもないのかもしれない。WSLに問い合わせてみたので、また報告する」とクロスビー氏の今後のWSLの改革に強い関心を示している。 また、前出の『SURFER MAGAZINE』は同氏のコメントを紹介。「私の経験を活かしてWSLブランドを高め、ファンとのつながりを深め、サーファーが誇りに思えるものを作り続けることに興奮しています」と話し、今後の活動に期待を膨らませている。 近年の目立った動きで言えば、今年1月、全米最大のスポーツメディア『ESPN』の有料ストリーミングサービス『ESPN+』が男子および女子の世界最高峰プロツアーCTの試合をストリーミング配信すると発表。新CEOクロスビー氏を迎え、5月から再始動するWSLの今後の動向にも注目していきたい。 構成●THE DIGEST編集部
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