匿名でSNS使い筑波大教授を侮辱した容疑 茨城県警警部を書類送検
国際政治学者で筑波大教授の東野篤子さんに対して、SNS上で中傷する内容の投稿をしたとして、茨城県警が同県警の男性警部を侮辱容疑で書類送検していたことが捜査関係者への取材でわかった。警部は容疑を認めているという。 東野さんは朝日新聞の取材に応じ、4月にこの警部を同容疑で県警に刑事告訴したことを明らかにした。 東野さんによると、昨年夏ごろ、SNSのX(旧ツイッター)上で、東野さんを中傷するような書き込みがあるとフォロワーから連絡を受けた。確認すると、警部が利用していたとみられる匿名のアカウントから容姿など東野さん自身を中傷する内容が複数あったほか、筑波大や女性に対して攻撃的な内容の投稿もあったという。そのアカウントは、現在は削除されている。 東野さんは「(侮辱行為が)二度と繰り返されないよう、きちんと捜査してほしい」と話している。(原田悠自、富永鈴香)
朝日新聞社