米大統領が今週ボルティモア訪問-崩落橋がれき撤去と復旧加速目指す
(ブルームバーグ): バイデン米大統領は今週、米東部メリーランド州ボルティモアを訪問する予定だ。先週の事故で崩落した大型連絡橋「フランシス・スコット・キー・ブリッジ」のがれき撤去と復旧作業を加速させたい考えだ。
バイデン大統領は3月29日に記者団に対し、メリーランド州のムーア知事と共にボルティモアを翌週訪問すると表明。より具体的な時期について詳細は明らかにしなかった。米運輸省は、復旧作業に向けた緊急資金として6000万ドル(約91億円)を提供する方針。橋の再建とボルティモア港の再開には数十億ドルの費用が必要となる見込みで、この資金は初期費用として拠出される。ブティジェッジ運輸長官は、復旧・再建プロジェクトが進むにつれて追加資金が利用可能になると説明している。
バイデン政権が注力してきた主要インフラへの大型投資は、11月の米大統領選で再選を目指す同氏にとって中心テーマとなりそうだ。連邦政府当局者がメリーランド州議員に伝えたところによると、ボルティモアの橋の再建には、清掃を含めて少なくとも20億ドルかかるという。
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原題:Biden to Visit Baltimore as Crews Prepare to Clear Fallen Bridge(抜粋)
--取材協力:Brendan Case、Nacha Cattan.
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Jordan Fabian, Michelle Jamrisko