【新日本・WTL】KENTA組が初勝利 恰幅のいいカメラマンに「やっぱりお前は勝利の女神だったんだね」
新日本プロレス27日仙台大会の「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、KENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組が鷹木信悟(42)、辻陽太(31)組から初勝利を挙げた。 今年2回もIWGPタッグ王座(現王者はグレート―O―カーン)を戴冠したKENTA組だが今大会ではまさかの開幕3連敗と不振を極めている。この日もオーエンズが孤立すると辻の雪崩式ブレーンバスターから鷹木のスライディングパンピングボンバーを浴びるなど苦戦を強いられた。 合体のパンピングブラスターはKENTAが場外から辻の足を引いて阻止すると、オーエンズが丸め込みを連発し鷹木に3カウントを迫る。これをしのがれると打撃合戦からパンピングボンバーでダウンしてしまい、またも窮地に陥ってしまう。 しかしラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙われたところで、エプロンでKENTAがNEVERのベルトを奪いレフェリーと鷹木の気を引く。このスキを見逃さなかったオーエンズは鷹木に急所攻撃からCトリガーを発射。最後はパッケージドライバーで一気に畳みかけて3カウントを奪った。 4戦目にしてようやくの初勝利にオーエンズは「鷹木、お前の時代はもうすぐ終わる」とニヤリ。一方のKENTAはバックステージでのやり取りが恒例となっている恰幅のいいカメラマンに「やっぱりお前は俺の勝利の女神だったんだね…いや、調子に乗るなよ! チェーズが勝ったんだろ、今日。お前、何もしてねえだろ。また太ったろ?」と話しかける。「すごい調子よくて、上がった瞬間、今日はね、リングが小さく感じた。…いや、鷹木の顔がデカいからだよ、それは! でも今日は調子よかった。行くよ、このまま」と手ごたえを強調する一方で、カメラマンがファンと写真を撮っている事実をとがめつつ深い絆をアピールしていた。
東スポWEB