バスで「現金」が使えなくなる時代も近い⁉今月から「完全キャッシュレス」の路線が誕生するって本当?
完全キャッシュレス化による生活への影響はある?
ふだんからよく乗合バスを使う人の場合、多少影響が出る可能性があります。例えば、これまでずっと現金で決済してきたのであれば、キャッシュレス決済に対応する必要があります。 交通系ICカードやモバイル端末などを新たに入手しなければならないかもしれず、最初はいくぶん面倒に感じるかもしれません。また事業者によってはキャッシュレスシステムの導入が急がれることも考えられます。 しかし大部分の乗客や事業者にとっては大きな変化はないかもしれません。国土交通省によると、主要なバス事業者におけるキャッシュレスの導入割合は92.3%に達しています。また決済比率はキャッシュレスが88.4%です。 つまり現状では、主要なバス事業者の多くがキャッシュレスに対応でき、かつ乗客もキャッシュレス決済に慣れてきていることが分かります。
キャッシュレス決済に切り替える乗客のメリット
現金払いからキャッシュレスに変えると、以下のようなメリットを感じられる可能性があります。 ・硬貨の両替や現金の手持ちを心配しなくてよい ・素早く決済してほかの乗客に迷惑をかけにくい ・キャッシュレス事業者のポイントが貯まる 例えばクレジットカードで決済することで「200円につき1ポイント」など付加価値を得られるケースがあります。キャッシュレスならではのお得感があるため、一度キャッシュレス決済へのシフトを検討してみてもよいでしょう。
完全キャッシュレスバスは一部実証運行がされている
国土交通省の主導でバスの完全キャッシュレス化が進んでいます。しかし、現金がすぐに使えなくなるわけではないようです。従来通り現金払いを続ける事業者もしばらくは残ると考えられます。 とはいえ全国的に行われている完全キャッシュレス化は実証運行段階にあり、結果次第で今後バスネットワークの拡充が進む可能性があるでしょう。 出典 国土交通省 完全キャッシュレスバスの実証運行について 東急バス株式会社 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部