『光る君へ』<手に入らぬお方のそばにいる意味とは>まひろが旅立ちを決意した理由について続く視聴者考察「解き放たれたい。わかるわー」「倫子の依頼が決定打?」「小気味よい!」
◆「これで終わりでございます」 それから一息つき、覚悟を決めたような様子をみせたまひろ。 意を決して「賢子はあなた様の子でございます」と告げると、道長は眼を見開いて驚いた表情に…。 瞬きを止めたまま、まひろを凝視する道長に、続けて「賢子をよろしく頼みます」と伝えるまひろ。 対して道長は「お前とは…もう会えぬのか?」と問い、まひろの手を取りますが、まひろはそれをふりほどきます。 それから「これで終わりでございます」と告げると、そのまま局を出て、呆然とする道長の元を去っていくのでした。
◆視聴者の反応 折に触れて旅への憧れをうかがわせてきたまひろでしたが、物語を書き終え、賢子の宮仕えで家計が安定すると、本格的に動き始めました。 しかし、それは同時にソウルメイト・道長のもとを離れることを意味します。それでもなぜまひろは旅立つ決意を固められたのか? その理由について、視聴者の間で考察が続いているようです。 ネットでは「愛されてても一番になれない。もう解き離れたい…その気持ち、よくわかるわ~」「役目が終われば道長の傍にいる理由が未練のみに。未練にすがる生き方ほど苦しいものはなく、まひろの生き方に反する。これはある意味の出家」「倫子の執筆提案が決定打?道長との関係を知っていて、でも道長との物語を書けと。道長を倫子に返さねば、と思ったのでは」「賢子の出生の秘密を告げたのは実の娘だから手を出すな、と釘をさす意味合いも?」「自分だけの生き方を探してきたまひろ。それでもあらゆる事が父や、夫、恋人によってもたらされた、との想いが燻り続けていたのでは」「失恋でガタガタになる道長と対照的に、自分を解放して砂浜を疾走し、はては太宰府まで行ってしまうまひろのたくましさ。眩しくて小気味よい!」という声が見られていました。 大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。 彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。 脚本は大石静さんが担当しています。
「婦人公論.jp」編集部
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