レガレイラの有馬Vでどうなる年度代表馬争い ドウデュース最有力も3歳馬に逆転の可能性が…?
22日の有馬記念をもって、今年のJRAにおける古馬GⅠは全て終了した。気になるJRA賞の年度代表馬争いを考慮する材料は、ほぼ出そろった状態といえる。 今年、ここまでJRAのGⅠを複数制しているのはドウデュース(牡5・友道=天皇賞・秋、ジャパンC)と、チェルヴィニア(牝3・木村=オークス、秋華賞)の2頭のみ。有馬記念で無念の出走取消となり、このまま引退することは非常に残念だが、年度代表馬争いの最有力候補であることは間違いない。 GⅠ=JpnⅠというタイトル数だけを見ると、すでに引退したレモンポップ(牡6・田中博)がさきたま杯、南部杯、チャンピオンズCと3勝しているが、芝の古馬王道路線との比較では不利な印象は否めない。 限りなく、ドウデュースで確定というムードはあるが、忘れてはいけないのが29日のGⅠ東京大賞典(大井ダート2000メートル)に出走するフォーエバーヤング(牡3・矢作)だ。今年は年明けからGⅢサウジダービー、GⅡ・UAEダービーと海外で重賞を連勝。続く米GⅠケンタッキーダービーでは不利を受けながらも最後まで食らいついて僅差の3着と大健闘を見せた。秋には国内でJpnⅠジャパンダートクラシック(大井)を勝ち、再び渡米して臨んだGⅠブリーダーズCクラシックでも3着と奮闘。東京大賞典を勝てば国外での顕著な活躍を加味した票数が増えることも考えられる。 東京大賞典の出走馬では、ウィルソンテソーロ(牡5・高木)とラムジェット(牡3・佐々木)も勝てば今年2つ目のビッグタイトルだが、年度代表馬争いという意味で考えるとドウデュース逆転までは望みにくい。フォーエバーヤングがどんな走りを見せるか、今度は砂の頂上決戦が耳目を集めることになりそうだ。
東スポ競馬編集部