中村憲剛氏がモチーフの銅像が完成「生きているうちに自分の銅像が建つとは思わなかった」…U等々力にバンディエラゲート
J1川崎のホーム・U等々力で29日、バンディエラゲート完成記念セレモニーが行われた。同ゲートの上には、川崎一筋で18年間現役を過ごした元日本代表MF中村憲剛氏の功績をたたえ、同氏がモチーフとなった銅像が設置された。セレモニーに参加した中村氏は「まさか生きているうちに自分の銅像が建つとは思わなかった」と喜びを示した。 銅像は中村氏が両手を上げ、サポーターをあおっているようなデザインで「一発で僕だって分かる。当時は、僕があおる形をやっていた。そういう意味ではイコールに結びつけやすい形かなと思う」と語った。 中村氏は2003年に入団してから川崎一筋でプレーし、20年に引退。現役生活で15回のJリーグ優秀選手賞、8回のベストイレブンを受賞。16年には最優秀選手賞も獲得した。「川崎に入っていなければ、たぶんこういう形になってない。ここだからこそ成長させてもらった」とチームへの感謝を口にした。 バンディエラゲートは、「バンディエラゲートプロジェクト」の一環として3月1日~31日まで実施されたクラウドファンディングにより完成。イタリア語で「旗頭」、「旗手」を意味し、サッカーでは長くチームに所属した選手のことを指す「バンディエラ(Bandiera)」から名付けられ、中村氏に続く“バンディエラ”が生まれることを願って制作された。今後新たな“バンディエラ”が生まれた際には、同ゲートに新たな銅像が作られる。
報知新聞社